個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。
きょう(12月18日)の東京株式市場は、日経平均株価が反落。前日の米国市場でハイテク株を中心に不安定な動きがみられたことが重しとなり、朝方から売りが先行しました。また、あすの日銀金融政策決定会合を控え、積極的な買いは入りにくく、主力株を中心に上値の重い展開となっています。利上げ自体は概ね織り込まれているものの、総裁会見を見極めたいとの慎重姿勢が続いています。
一方、東証グロース市場は指数が3日続落し、弱さが目立ちます。年末の税金対策による利益確定売りに加え、金利上昇への警戒感から成長株へのリスク回避姿勢が続いています。日銀会合を前に短期資金の動きも鈍く、個別材料株の物色は一服しています。しかし、市場心理は慎重な一方で、イベント通過後の動きに変化が見られるか注目されます。
東証全体でみると、きょうの相場は悲観というより、重要イベント前の調整局面と捉えるのが自然でしょう。あすの日銀会合と総裁会見を通過すれば、不透明感の後退とともに物色の方向性が定まり、指数・個別株ともに動きが出てくる可能性があります。短期的には値動きに注意しつつ、金融政策と米国市場の動向を見極めたい局面です。



