個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。
きょう(12月24日)の東京株式市場は、年末とクリスマス休暇が重なる中で商いが細り、日経平均株価は方向感に欠ける展開となりました。前日までの米国株の堅調さを背景に朝方は買いが先行したものの、上値を追う動きは限られ、指数は狭いレンジでの推移にとどまりました。海外投資家の参加が少ない中、短期的なポジション調整が中心となり、市場全体は様子見色の強い一日となりました。
一方、東証グロース市場指数は横ばい圏で推移し、不安定さが意識されやすい展開となりました。年末特有の薄商い環境では、個人投資家や短期筋の資金が、材料株やテーマ株に向かいやすい傾向があり、指数が動かなくても銘柄ごとに値幅が出やすくなります。方向感に乏しいままボラティリティが高まりやすい、年末のグロース市場らしい状況が続いています。
全体的には、足元は閑散相場ながら、強いリスク回避の動きが広がっている様子はありません。薄商い特有の環境下では、個別銘柄でボラティリティが生じやすい状況が続きそうです。目先の値動きに振り回されるよりも、年明け以降のテーマや資金の流れを意識しつつ、落ち着いて状況を見極めたい場面といえそうです。



