本日は日経平均が3%近く、マザーズが3.4%下げています。背景として緩和縮小(テーパリング)懸念と金利上昇が、ITテックなどのハイテク株の下げ幅を拡げており、マザーズはITテックやハイテク株と連動し易い市場の為、これが影響していると見ております。
昨夜の米国市場ではNYダウは小幅な下落となるも、S&P500やNASDAQ指数、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が強烈に下げている様子から、震源はやはり「ハイテク株」にあると見ております。
一方国内では、日経平均とTOPIXの大幅下落は意外性がありましたが、JASDAQや東証二部は1%未満の下落。一部のバリューの株や商品市況はあまり値動きがないことから、売りの対象が一様ではない様子が見受けられます。基本的に金利上昇に弱いセクターが売られ、対して金利上昇に強い銘柄が影響をあまり受けておりません。
現在そのマザーズの判断が難しい局面にあり、今日の終値付近が3月安値(3/9)付近位置しており、目先は売りが一巡して下げ止まるのか、こののまま崩れるのかの正念場を迎えております。
金融市場全体の動きを見ていると、(世界的に)ハイテク株の値崩れはまだ続きそうな状況ですので、マザーズも崩れる可能性が高いかもしれません。