メディネット(2370) バイオ関連が総崩れの展開。今後の見通しやポイント

メディネット(2370)
7月5日の終値は102円(±0円)となっております。

マザーズ指数が200日移動平均を目処に上値の重い展開を強いられるなか、バイオ関連株が総崩れの展開となっております。メディネット(2370)もこの影響を受けて、足元調整局面を迎えておりますが、先週末から買い戻しの動きも見られ、今後の動きが気になる局面を迎えております。

メディネット(2370)は医療機関に免疫細胞医療の総合サービスを展開するバイオ関連企業です。弊社有料レポートにおいて50円台で配信した経緯のある銘柄ですが、新株予約権の行使一巡に伴う需給悪化懸念後退を機に、投機色の強い相場に発展しております。6月中旬以降は、個人マネーも含めて様々な投機性資金が流入した様子が見受けられます。

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メディネット(2370)のの日足チャート

 

株価は先週末から戻りを試す兆しが出ているとは言え、出来高が少なく買いエネルギーの乏しさが気掛かりです。

先週末の2日は7円高と強い動きが出ましたが、オシレーター系の指標であるRSIは買い継続も、MACDは陰転シグナルのまま。上値は110円台からの戻り売り圧力の強さを考慮すると、これを上抜くには出来高増加が不可欠と考えております。

 

先月23日からの増担保規制で買いが入りにくい現状から、今後戻り売り圧力を消化するだけの買いが入らないようであれば、徐々に値を崩す可能性に注意したいところでしょう。出来高が伸びず、6月29日の安値である90円を割るようだと注意な必要な局面です。

一方で、この手の投機性の強い低位株は、「値動きの強さそのものが買い手掛かり」となりますので、日足のボリンジャーバンド(25日)の+1σを再度上抜けるようなら短期需給に大きな影響が出てきます。この場合、投資家の買い需要の高まりから、相場が好転する可能性が注目されます。

 

また、この銘柄の短期物色は新興市場の地合いも大きく短期需給に影響することから、マザーズ指数が200日移動平均を上抜き、5月安値以降の戻り局面における「高値を更新してくるか」という点にも注目する必要があるでしょう。