新年度明けから日銀のN225系ETFへの買いが無くなった影響もあり、これ以降はTOPIXが日経平均御パフォーマンスを上回る動きが続いております。夏枯れで8月安値の後日本株独歩高という展開は、2019年にも見られた現象。
当時は米トランプ政権下で米中貿易摩擦が警戒された時期であり、今とは状況が大きく異なりますが、当時は8月後半から急上昇した日経平均が9月後半に小幅調整を挟み、年末に掛けて一段高となった経緯があります。日本株が世界的に突出してパフォーマンスが高かったのは9月のみでしたが、10月以降は世界的株高とも相まって、8月安値から12月まで日経平均は20%弱のパフォーマンスを記録しました。
今年はどうなるか政局次第ですが、足元の物色動向も大きく変化(好転)している地合いを受けて、投機性資金の動きが慌ただしくなっております。今後の政策期待から個別株物色の動きも活発化し易い局面を迎えており、指数のリバウンドが続いているとは言え、個別にはまだまだ出遅れている銘柄が多い局面でもあります。