11日前場の日経平均は大幅続伸。10日のテレビ番組で岸田首相が明言した「金融所得課税見直しを当面撤回」が効いたか定かではありませんが、今朝はNYダウ先物が小幅安となるなか、日経平均が強い動きを見せております。11:30時点で香港株市場も先週末比+1.7%と強い動きとなっております。
9月以降、米国株や債券が売られる中、エネルギー市場や日本株が乱高下するなど海外勢を中心とした短期資金は矛先を求めて手掛かりに反応し易くなっております。日経平均自体も9月以降投機性の強い動きが続いており、ボラティリティの高さからもこの様子が窺えます。
8日の米雇用統計通過後のマーケットは、米国市場を中心に弱い動きを想定しておりますが、日本独自の手掛かりで日本株の上昇が続くのなら、喜ばしい展開です。