個別株の物色動向や選別、総選挙後の動きを見据える

今日は米アップルの決算を受けて、日経平均が朝方急落する場面も見られましたが、その後は持ち直す展開へ。今週は月末接近でリバランスに絡んだ売買などで指数が上下に振れる場面もありましたが、基本的に31日の衆院選を控えて膠着した相場が続いております。

現時点で岸田政権に対する期待は高いとは言えないものの、マーケットは「先行き不透明を」を嫌う性質から、現与党が「安定政権」を維持するだけでも、選挙後のマーケットにはプラスに作用すると見ております。この為、マーケット目線では、自民単独「過半数」や、連立与党の「絶対安定多数」などが今回の選挙結果に対するキーワードになってきそうです。

 

国内株式市場の膠着は、マザーズやJASDAQなどの小型株市場でも見られ、個人投資家のセンチメント低下による相場全般の値動きは重い状況です。ただ、選挙結果に波乱がなければ、安心感から買い戻しが入ると考えております。また、物色は選別色が強まっており、今後7-9月期決算発表が本格化してくることを見据えると、現状は銘柄選別が重要な局面にあるとも言えます。

個別株の動きでは、物色難の地合いとは言え、逆に目立つ動きを見せた銘柄には短期資金が集中し易い環境でもありますので、この辺の短期需給を狙った投機系資金の動きも散見されます。

 

有料レポートでも取り上げた案件では、webマーケティング関連でDMPに強みを持つインティメート・マージャー(7072)や、自動車、航空機向け合皮の需要層化を背景にウルトラファブリックスHD(4235)などが、値動きの軽さを活かし上値追いの展開が継続。

インティメートM(7072)に関しては、1400円台でのレポート配信からパフォーマンスは一時160%を達成。弊社では、今後これら銘柄に続く急騰候補も複数ピックアップしておりますが、地合いを考慮して、厳選できたもののみ「有料レポート」で配信していきたいと考えております。

 

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