ひとこと・・・ マザーズに押し目買いの動きが強まるも、依然底打ちか否かは微妙な状況

米国株の上昇を受けて、日本株は続伸。米国市場はトリプルウィッチ(メジャーSQ)通過後は見直しの動き。新型コロナの重症化を防ぐ経口薬の当局承認が近いとの報道で、オミクロンに対する懸念が後退したことも好感される。これまで売られてきた観光関連や小型株が見直されている点が特徴的で、この流れを受けて、国内ではマザーズなど小型株の動きが好調となっております。

小型株のようなリスクの高いセクターは、主要株価指数よりも動きが先行する傾向がある為、リバウンドの兆しが見られることは評価できます。ただ、依然シカゴVIX(恐怖指数)は20ポイント越となっている様子から、投資家心理に波乱は残る印象。日本株に影響のある中国株(香港市場)も、依然底打ち感は出ていません。引き続きリスク・オンの流れが続くか注視する必要がありそうです。