SEMITEC(6626)
12月27日の終値は10950円(-310円)となっております
先週から強い動きが続いておりますが、相場は5営業日続伸で年初来高値を塗り替える展開へ。ただ、オシレーター系テクニカル指標であるRSI(14日)は買われ過ぎを示唆する70を突破。またこの銘柄は、過去の値動きからボリンジャーバンドの+3σに達すると、3~4日程度は伸び悩む傾向もあります。
しかし8月には、この買われ過ぎの状態が一か月超の間続いた経緯もあり、目先は当時のようなバンドウォーク発生となるならば、引き続き上値追いとなる可能性があります。
~前回の記事~
SEMITEC(6626) 見直しの動きから、再び値幅取りの動きを強めるか注目
この銘柄に関しては、投機系資金絡みの物色案件として9月に8000円台後半水準で有料レポートにて取り上げた経緯の銘柄でもあります。
※SEMITEC(6626)の日足チャート
前回の記事で指摘した、需給面で信用買い残高が低水準にある状態は継続しており、高値圏にありながらも潜在的な売り圧力は少ない可能性があります。これらを踏まえて株価は依然見直し余地があると見ております。
また、個別株物色は不安定な状態が続いており、一部の新興市場銘柄や投機性の高い銘柄がスポットで物色され易い状況から、物色難で行き場を失った短期資金の逃避先として、値動きの良いSEMITEC(6626)へ資金が集中し易い状態も続いております。目先は今年8月~9月の上昇局面で見られた、バンドウォーク発生となるかが注目されます。