アジアゲートホールディングス(1783)が再動意。新年早々市場を取り巻く環境の変化から、物色の動きも大きく様変わりしている様子が見受けられます。低位株にはバリュー株が多いこともあり、短期狙いの投機系資金に新たな動きが出ております。
アジアゲートホールディングス(1783)は資産価値の最大化を図るリアルエステート事業と、不動産コンサルティング事業を展開するJASDAQ上場企業です。
バリューが選好される局面では、大型の低成長低PBR銘柄や、高配当銘柄が物色の主軸になりますが、この手の「低位」「バリュー」銘柄へは投機性の高い資金が短期狙いで好む傾向があります。
アジアゲートホールディングス(1783)に関しては、昨年9月に弊社有料レポートにて、二桁64円で配信した経緯のある銘柄です。その後株価は134円まで急騰しておりましたが、年末には60~70円付近まで低迷しておりました。
昨年9月に取り上げた時は、某投機系資金の相場への関与が背景にありましたが、今回は下記の記事でも指摘した、投機性のみに着目した物色の流れから、「低位」「バリュー」の観点からも短期資金が向かっている可能性があります。
新年相場は選別色の強い地合い。バリュー買いグロース売りの流れでマザーズ失速
※アジアゲートホールディングス(1783)の日足チャート
昨年12月14日の安値である61円を底値に、オシレータ系のテクニカル指標では12月23日にMACDが好転。週末7日の上昇でRSIも買いを示唆する50を突破してきたことから、新たな相場が始まった可能性が高まっております。且つ、まだ相場は初動段階にあることから、今後の動きが注目されます。
7日の動きは年明け以降に起きた物色の流れの変化から、投機性の高い資金を中心に再注目されている様子が窺えます。
これまで何度か抵抗ラインとして機能してきた76円を上へ抜けたことで、新たな動きが出てきている様子からも、今後の動きが注目されます。