第一商品(8746) テクニカル、需給、ファンダメンタルから短期注目

 

第一商品(8746)
4月19日 10:29現在の株価は172円(+3円)となっております

商品市況が再び騰勢を強める中、金価格も再び騰勢を強める流れ。金関連銘柄である第一商品(8746)も、調整一巡から再浮上するか注目されます。

同社は商品先物大手で、金価格の高騰を受け注目が集まっている背景があり、ロシアがウクライナに侵攻を開始した2~3月には、株式市場が世界的に下落するなか逆行高の展開を見せた経緯があります。

 

~過去の記事~
第一商品(8746) 「リスク・オフ」局面で強さが光る!今後の見通し

 

※第一商品(8746)の日足チャート

 

日足は200日移動平均(169.5円)を試す局面。上へ抜けると短期資金の流入が加速する可能性があります。テクニカル指標ではMACDが静かに買い転換する中、RSIは買い目安となる50には至っていないものの、目先は200日移動平均を抜けるようなら買い転換する可能性を秘めます。

需給面では、信用買い残が244万株(4月8日時点)と3月高値時から減少していないものの、2021年7月には315万株まで買われた経緯から、まだ積み増しの余地があると見ている。

 

時価総額38億円と超小型株であることから、値動きがかなり軽い銘柄です。4月は150円台で下げ渋りの兆しがあることから、インフレ下で金価格の上昇基調にあるというファンダメンタルが下値サポート要因として機能している様子が窺えます。

今のような短期で個別株が選考されやすい地合いでは、物色対象として興味深い局面にあると見ております。

ただし、今後の金価格の動向に大きく影響される側面はあります。

 

※NY金先物の日足チャート

 

商品市況は、ドル上昇(DXY指数)のなかでも再び上昇基調となっている点は興味深く、原油や天然ガスといったエネルギーのみならず、金・銀・プラチナなどの貴金属、小麦やとうもろこし、大豆といった食料価格も再浮上の流れにあります。この背景には、中国のゼロコロナ政策に伴う厳しいロックダウンの影響も大きいと見ております。

以上を踏まえ、現状の第一商品(8746)におけるテクニカル、需給、ファンダメンタルズから、短期物色候補として目先の動きが注目されます。

 

 

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