ENECHANGE(4169) 調整後の戻り高値を試す局面。今後の展開に注目!

 

ENECHANGE(4169)
7月29日の終値は1509円(+21円)となっております

先週の株価は上値を意識した展開。6月の戻り高値である1600円を試すと同時に、200日移動平均(1576円)も強い上値抵抗として意識されている銘柄です。仮に今後、1600円を明確に上へ抜くようであれば、次は1900円台を試しに行く可能性を秘めており、足元の見直しの動きが注目されます。

 

ENECHANGE(4169)は個人・法人向けの電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」を運営。消費者向けに電力・ガス等の最適な選択をサポートするBtoC型ビジネスを展開しています。時価総額は450億円。

弊社有料レポートでは6月に600円台で配信した銘柄であり、投機系ファンドが絡みの案件として取り上げた経緯があります。

 

※ENECHANGE(4169)の日足チャート

 

昨年の相場では、8月から11月に掛けて急騰した経緯がありますが、その後は今年5月に掛けて激しい値幅調整となりました。この間の下落率は89%に達しており、昨年上昇分の大部分を失っております。

しかし、5月安値502円示現後は見直しの動きが活発化しています。

 

注目すべきは、最近の物色傾向が今年売られてきた銘柄を見直すシーンが目立ってきていること。これは今年前半までの物色とは異なる傾向です。この物色の変化にも注目すべきで、背景にFRBの金融引き締めによる米国景気の後退懸念が出てきたことがあります。

また、国内では電力供給不足が懸念されており、安定供給確保に関心が高まるなか、ENECHANGE(4169)などの関連銘柄の見直し余地が意識されていることも、物色材料として注目すべき点です。

 

日足は6月の戻り高値絵を試すと同時に、200日移動平均(6月高値時に跳ね返されたライン)を意識した展開。

MACDは7月12日以降のMACDは陰転シグナルとなっていますが、相場の基調は底堅く推移しており、調整が進む兆しは感じられません。また、再び陽転する可能性もあります。RSIは買いを示唆する50ポイント以上で推移。

仮に今後、200日移動平均を抜くようなら、強気チャートから新規の買いの流入も期待され、も年12月の安値水準である1900円台が意識される展開を想定します。

 

弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期物色候補」を一銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。

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