アイドマHD(7373) 値動きは緩慢だが見直し余地に注目

 

アイドマ・ホールディングス(7373)
8月19日の前場終値は4010円(+10円)となっております

ここ一か月間は4000円を上値目処に揉み合いが続いています。しかし、戻り売りをこなし、徐々に下値を切り上げている点に注目。今の水準は年初来で高値圏にあり、利益確定売りが出易く上値の重い局面ですが、高値圏で商いを重ねることで、投資家の入れ替わりが進んでいる様子が窺えます。

この為、需給は改善に進んでいることが想定され、今後どこかで上へ抜ける可能性に注目。

 

アイドマ・ホールディングス(7373)は、中小企業向けDX関連サービスを手掛けており、企業データベースや営業管理機能などを備えた自社開発システム「Sales Crowd」を展開。

テーマ性としてはDX関連銘柄で、物色テーマとして以前ほど人気が高いテーマではありませんが、同社株は高成長を維持しており、決算を追う毎に見直し余地が発生し易い銘柄です。この銘柄は弊社有料ポートにて、投機性の高いファンド資金介入案件として、6月に500円付近から注目している銘柄でもあります。

8月の決算発表時には、昨年10月に次いで上方修正を発表しており、短期のみならず、中長期的にもポテンシャルを秘めた銘柄と見ています。

 

※アイドマ・ホールディングス(7373)の日足チャート

 

日足は、400円の上値抵抗を抜ける場面も見られましたが、今週は地合いの軟化を受けて失速。しかし、下値では押し目を狙う投資家が多い様子が見受けられます。

先週は、オシレータ系のテクニカル指標であるRSIが買われ過ぎの目安となる70を超えましたが、これを受けて「目先天井」と判断するのは時期尚早。同社株の様なボラティリティの高いグロース株の特徴として、再度70を超える場面があれば、値幅取りが加速する傾向のほうが強い銘柄であると見ています。

 

この銘柄に関しては、上昇に勢いが出ると短期資金が株価を一気に押し上げる傾向があります。2021年6月の上場以降、強い基調となればRSIが80付近まで上昇するケースも珍しくありません。

勢いが出ると、短期資金が株価を押し上げる傾向が多分に見られる銘柄です。特に4500円から上の価格帯ではその傾向が顕著に見られますので、昨年11月に5700円付近まで上昇した経緯から、今後上へ抜けるなら、この水準を意識した展開が期待されます。先ずは今月19日の高値を突破するか注目されます。

 

弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期物色候補」を一銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。

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