先週末のNASDAQ100指数が200週移動平均を割り込んできました。同ラインを割り込むのは2010年6月以来のこと。
NASDAQはITやハイテク株の比重が大きく、利上げの影響(痛手)を受け易いことから、今年の株安の中心的存在でもあります。
昨年末の史上最高値から現在までの下落値は約33.9%で、2020年3月のコロナショック時の下落率(-29%)を既に上回っています。
歴史的にはリーマンショック時の-59%や、ITバブル崩壊時の-81%程ではありませんが、直近10年では最も大きな下落幅を記録したことになります。
株安でバリュエーション面に値頃感が出てきたとは言え、やはりこの指数が下げ止まらないと相場の転換は難しそうです。