ウェルネット(2428) 見通し

 

ウェルネット(2428)
10月24日の終値657円(+17円)となっております

10月初旬に掛けての調整一巡後は戻りを試す展開へ。先週は9月に続き、再度年初来高値を更新する強さを見せています。

 

※ ウェルネット(2428)の日足

 

日足を確認すると、オシレーター系のテクニカル指標であるMACDは買い継続を示唆。RSIは64付近で推移しており、時価が年初来高値圏にありながらも相場に過熱感は見られません。順調な上昇基調が続いている様子が窺えます。

しかし、ここ最近は660円から上を買う動きが限られている様子から、手掛かり面で魅力に欠ける印象は拭えません。業績は利益が伸びているものの、売上高成長が微増と魅力に欠けます。

 

ウェルネット(2428)に関して、前回の記事では

 

注目すべきは、世界的景気後退が意識される現状では、この手のBtoB企業はそのデフェンシブ性から物色され易い点です。また、ウェルネット(2428)は内需関連銘柄でもあり、円安や海外金利上昇の影響を受け難いことにも注目。

今の金融市場を取り巻く環境下では、資金が流入し易い銘柄と言えます。

目先の動きが上下どちらに振れるかに関わらず、今後も繰り返し物色対象となる可能性の高い銘柄です。今後も、2020年6月高値を目指す展開を想定して注目しています。

~前回の記事~
ウェルネット(2428) 今週は徐々に騰勢を強める展開。今後の見通し及び注目点

 

としましたが、この見通し自体は今も変更はありません。

 

ただ、前回の記事執筆時点の株式市場は市場全体が急落局面の最中にありました。同社の様な安定した収益モデルが評価され易い地合い環境であった点は理解しておく必要があります。

地合いが不安定な局面では、同社の安定した収益モデルが消去法的に評価され易い。しかし、今のように地合いの改善に伴い、投資家のリスク許容度が改善の兆しを見せている場面では、短期資金は別の魅力的な銘柄へ流れ易い可能性にも目を向けておく必要があります。

 

中長期的にはインフレとFRBの利上げ政策、景気後退懸念という流れに変更が無い以上、ウェルネット(2428)の様な銘柄は、今後も度々物色される可能性は高いでしょう。「2020年6月高値を目指す展開」という見通し自体にも変更は無いものの、短期目線では、しばらく伸び悩む展開も考慮しておく必要があると考えます。

 

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