株式市場の動き、物色傾向

 

昨夜はパウエルFRB議長の講演を受け、米国市場では利上げ減速観測が強まり株価は大幅上昇。ハイテク指数であるNASDAQ100が4%を超す強い上昇を見せている様子から、株式市場で楽観ムードが強まっている様子が見て取れます。この流れは、今朝の東京市場にも波及。

今週の株式市場は週明けから下落基調が強まり、弱気ムードが蔓延する場面もありましたが、指数の動きは10月安値以降の戻りトレンドが継続しています。このように、株式市場全体が「上値を手探りで上昇」していく様なケースでは、投資家のマインドが上値に対して「半信半疑」であることを示唆しています。

 

つまり「まだ株を買っていない」投資家が多いことを示しています。この為、キャッシュポジションが高めで、まだ買い余力が残されている投資家が多い需給背景から、年末に掛けて「株高」という見通しは今週時点においても変わりはありません。

この金融市場の動きはドル円の動きを見ても一目瞭然で、今年の強いトレンドであった「円安」が一転しています。この楽観相場は、バケーションシーズンに突入しつつある米国市場を考慮すると、年末まで続く可能性があると見ています。

この様ななか、日本株の物色動向に目を向けると楽観相場に強い「投機性の高い銘柄」にフォーカスが当たっている様子が窺えます。

 

足元では個人投資家や投機性の高い短期筋の動きが活発化の兆しにあります。引き続き、米FRBの利上げペース減速期待が次回12月のFOMCまで株式市場のサポート要因として期待。

これを受け、投機性の高い資金も動き易い地合いを想定しており、これは個別株物色を選好する投資家にとっては大きなチャンスと見ています。

 

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