VALUENEX(4422)
12月29日の終値は1390円(+49円)となっております
12月1月に高値2214円示現後は調整が続いています。今週26日には一時1315円まで下落しており、下落率はじつに40%を超しています。
しかし、ここ数日は下げ渋りの兆しが見られるほか、注目すべき点として9月の急騰相場以降、10~11月の調整局面では75日移動平均線がサポートラインとして機能してきこと。現状は再びこの75日移動平均付近で下げ渋りの兆しが出ている様子から、押し目買いを意識する投資家も増えてきている様子が窺えます。
同社は独自に開発したアルゴリズムを基盤としたビッグデータの解析ツールを提供。物色テーマとしてはビッグデータやAI関連銘柄にあたります。
また、VALUENEX(4422)は弊社有料レポートにて、9月の急騰時に見せた投機性の高さに注目し、10月~11月初旬に掛けての調整局面を1100円円台で取り上げた経緯があります。東証グロース市場銘柄ということもあり、思惑が先行し易くボラティリティが高い点から投機性の高さが魅力の銘柄でもあります。
※ VALUENEX(4422)の日足チャート
株価の騰落が激しい一方で、9月以降のボラティリティの高さに目を惹かれます。短期狙いの銘柄としては、タイミングを掴めば短期値幅取り狙い易い銘柄です。
最近の値動きでは、75日移動平均まで下げた現状は押し目買いのチャンスなのかが気になる局面。テクニカルではオシレーター系の指標であるMACD及びRSIは依然売り継続を示唆しているものの、12月20日以降の激しい値幅調整は一巡した可能性があります。
地合いも年末特有の節税対策売りが昨日までで一巡していますので、短期需給面からも目先は戻りを意識したい局面です。
しかし、これまでの調整局面における出来高の推移から、日柄面で調整不足の感は否めない印象があります。
加えて、特に懸念している点として米国市場でNASDAQ指数(半導体やインターネット関連企業の比率の高い株価指数)の再び下落基調が強まっていることがあります。
今年のハイテク株売りという物色トレンドは、東京市場にも影響が伝播し易い傾向がありますので、年末年始を挟んでNASDAQが再び年初来安値を試す展開となるならば、VALUENEX(4422)の相場にも影響が出てくることが懸念されます。
節税対策売りがピークアウトした反動から、きょうのVALUNEXをはじめ、ITやテック系銘柄比率の高いマザーズ指数は上昇していますが、今が買いの局面か判断するのは時期尚早と考えています。年末年始の米国市場の動向、とりわけNASDAQの動きを確認してからでも遅くはないでしょう。
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