アサヒ衛陶(5341) 年末に掛け15%近いリバウンドを見せるも、短期見通しは流動的

 

アサヒ衛陶(5341)
12月29日の終値は618円(+20円)となっております

株価は前回の記事で指摘した590円台のサポートレベルを先週は割り込む展開となり、その後一気に下げ幅を加速させました。今週は一時534円(27日)まで大きく下げましたが、ここ3営業日は切り返す展開となっています。

直近3日で15%近いリバウンドを見せていることかから、投機筋による再仕掛けの動きも期待されますが、展開がスピーディーですので投資家は振られないよう注意したい局面でもあります。

 

~前回の記事~
アサヒ衛陶(5341) 相場は弱気転換?トレーダーは警戒を怠るな

 

※ アサヒ衛陶(5341)の日足チャート

 

日足のテクニカルではRSIが53.79%まで上昇しており買いを示唆する一方、MACDは好転していません。また、依然25日移動平均下での動きであるほか、出来高もあまり増えていませんので、今後再び上値を試す展開に発展するかを判断するには時期尚早と見ています。

また、注目すべき点として商いが盛り上がりに欠ける(出来高が思ったほど膨らまない)点がやや気掛かり。26日に掛けての急落で売り急ぐ投資家は出尽くした印象が強く、短期需給が一時的に上がり易くなった状況からスルスル上げてきた印象もあり、自律反発の域を出ません。

 

時価水準の価格帯別出来高を見ると、600円~670円の価格帯では直近二か月間における出来高のボリュームゾーンとなっていることから、平均的にこの価格帯でポジションを取った投資家も多いことが予想されます。

故に、600円~670円では戻り売り圧力が相当程度あることが予想され、これを抜ける買い意欲があるかを現時点で判断するには材料が足りません。

 

前回の記事でも指摘した通り、引き続きこの相場の先行きは「地合い」に依るところが大きいことも「前提」として理解しておく必要があります。

アサヒ衛陶(5341)のように、短期狙いの投資家が多く参戦している相場では、「地合い」が短期需給に与える影響は大きく、今後の地合い次第で相場の方向性が左右される可能性も注視しておく必要があります。

 

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