新年おめでとうございます
昨年は多くの方々に支えられて終えることができ、本当に感謝しております
2023年も今まで以上に精進して参りますので今年もよろしくお願い致します
2022年後半の金融市場は、米国のインフレ率にピークアウトの兆しが出てきたことでFRBによる利上げスピード鈍化への期待感が浮上。
これは株式市場にとって好材料となりますが、12月以降のマーケットはトレンドが読み難い状況が続いています。
この動きは、本当にインフレはピークアウトしたのか?それともまだピークに達しないのか?という疑問が投資家心理から垣間見られ、株式市場の気迷いムードを強めている印象を受けます。
年末年始は市場参加者が少ない為、例年方向性が出難い傾向がありますが、海外勢が本格的に動き出してくる今週末頃から来週に掛けて、膠着している指数の動きに方向性が出てくるか注目されます。
2022年は年明けから米国インフレ率の上昇が加速。2月に勃発したウクライナ戦争もインフレに「火に油を注ぐ」格好となり、3月からはインフレ対策で米FRBが利上げ政策が加速させました。
利上げは企業業績や景気に悪影響を及ぼす為、株式市場は一年を通して下落基調が続いた一方、2022年の株価下落は、ある意味2023年の企業業績悪化と景気後退を織り込んできた下落とも言えます。
では、今後の株式市場の方向性はどうか?
足元で兆しが強まるインフレのピークアウトが本物か?または高止まりが続くのか?マーケットは手探りで見極めていくことになりそうです。
仮にインフレのピークアウトに対する確度が高まるようであれば、マーケットは未来を織り込む習性から、2023年は景気後退の中、2024年以降の景気回復を今年の株式市場は織り込み始める可能性があります。
FRBやECB、日銀など中央銀行の金融政策の方向性が、引き続き株式市場に大きな影響を与えることが予想されます。
とりあえず新年の日本株は、トレンドが読み難い展開の中、日銀の実施吊り上げ以降顕著になりつつある急激な円高や、海外市場の動きに一喜一憂する展開が続きそうです。