ブライトパス・バイオ(4594)
2月23日12:52現在の株価は198円(-8円)となっています
先週は1月の戻り高値221円を一時突破する場面が見られた。この動きは昨年末以降の上昇トレンドが継続していることを示唆。また、1月後半から2月の決算発表通過までの約1か月間は揉み合いが続いていましたが、相場は再び上値を模索する展開に回帰した可能性が高いと見ています。
今週は戻り売りに押されているものの、今後昨年11月高値である270円を試す場面が出てくる可能性に注目したい。
ブライトパス・バイオ(4594)は、がん免疫治療薬開発に特化した創薬ベンチャー。この手のバイオ関連銘柄は思惑が先行する格好で株価が動意となると、一方通行の上昇となり易い傾向が多分にあります。
株価は業績や決算よりも、新薬の臨床試験の進捗具合や新規開発等の材料に大きく反応する特性が強いセクターである為、株価が動くメカニズムが他の新興グロース株と若干異なる点は心得ておく必要があるでしょう。
また、この銘柄は弊社有料ポートにて、投機性の高いファンド資金介入案件として昨年末に100円前後で取り上げた経緯があります。
※ ブライトパス・バイオ(4594)の日足チャート
日足を確認すると、やはり1月高値水準(220円付近)では戻り売りが意識され易い様子が見て取れます。しかし同時に、ここ最近の売買では、利益確定を意識した投資家の売りを、新手の買い手が吸収している様子も窺えます。
この為、目先の売りが出尽くせば、短期需給的には投資家の入れ替わりが進むことで、その後は上昇し易くなる可能性があります。注目すべきは、直近の上昇基調が2月10日の四半期決算発表以降に、その動きが顕在化していること。
10日発表の決算自体は前年同期比赤字幅拡大と冴えない内容ですが、そもそも業績期待で物色される銘柄ではない為、決算発表株価へのインパクトはあまり大きくありません。
決算という不透明感のあるリスクイベントが通過後したことで、投機性資金が流入し易くなっている点に注目すべきです。
昨年秋以降からのこの銘柄の値動きは、バイオ関連銘柄の中でも投機色の強さが目立ちます。現状においても投機筋主導の相場となっており、特徴として瞬間的に急騰する場面があると同時に、値を消すのも速い点には注意。
現状の相場は、まだ天井達成感の乏しさもある為、今後昨年11月高値である270円を試す場面が出てくる可能性に注目したい。
相場の初動段階からの仕込みをお勧めしている弊社の方針としては、今後急騰する可能性の高い「新たな相場」をレポートでも取り上げていきます。
最近のターゲットは投機系資金の介入銘柄を重点的に注目。関連銘柄にはまだまだ「出遅れ」や「穴株」的な存在の銘柄が手付かずの状態でいくつも散見され、今後短期資金のターゲットになってくるのも、時間の問題かと思われます。
こういった投機筋絡みの急騰候補をスポットで、今後のレポートで取り上げていく予定です。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。