きょうの終値は32706.52円(前日比-69.85円)と反落も、日経平均株価は32000円台後半で推移。
今年の株式市場は年初から上昇し、6月に年初来高値である33772円を示現。それ以降は、揉み合い相場が続いています。
ウクライナ戦争と世界的インフレ、そして欧米の金利引き上げの流れで大きく下落した昨年の株式市場とは一転した動きが続いていますが、足元では今年前半の急激な上昇に対する反動が出ていると認識しています。
日経平均はウクライナ戦争前の水準を上回っていますが、これが大幅な円安によるところが大きく、欧米市場の株式指数は依然ウクライナ戦争前の水準を回復していません。
最近は中国の景気減速が著しい点や、世界的に引き締めの金融政策が転換点に差しかかかっている点を考慮すると、投資家心理も慎重にならざるを得ません。
また、米FRBの金融政策が引き締めにシフトしてきたことを考慮すると当然の動きと言えます。
それよりも、これだけ金利が上昇したにもかかわらず、米国経済は底堅くしっかりしている印象を強く受けます。