IGポート(3791)
2024年8月8日の終値は1678円(+7円)となっています
今週は歴史的な株式市場の暴落で、IGポートの株価も約20%の急落を記録しました。しかし、このような市場の不確実性の中でも、同社の株価が急落後、迅速に回復を示したことは注目に値します。この回復は、同社のファンダメンタルズが良好であることが大きな背景にあり、急落後の迅速な株価回復は、市場の信頼を得ている証拠と言えるでしょう。
またこの銘柄に関しては、今年6月中旬に弊社有料レポートにて、投機系ファンド絡みの案件として、1150円付近で配信した経緯があります。この規模の小型株になると、値動きはかなり軽いことが大きな特徴で、この傾向はこれまでの株価推移からも見て取れます。
IGポート(3791)はアニメーション作品の原作創出から、アニメ企画・制作まで手掛けるコンテンツ・プロバイダーです。東証スタンダード市場に上場する時価総額は350億円規模の小型株です。2024年7月12日に発表された2024年5月期決算発表では、その内容が市場に好感されたことから、株価は大きく上昇しました。同社は、2023年5月期に減収を経験したものの、売上高は回復傾向にあり、2025年5月期には増収増益が見込まれています。
同社の株価は、2024年4月に約1か月間にわたり大幅な値幅調整が起きており、40%を超す下落幅を記録しています。しかし、先月発表された決算発表以降は見直しの機運が高まっており、投資家は同社の新たな成長性に対する期待感を高めています。
映像制作事業は横ばいで推移しているものの、制作したアニメの版権事業が大幅増収となり業績をけん引。特に「SPY×FAMILY」や「進撃の巨人」「ハイキュー!!」などのヒットが版権事業の売上を大きく押し上げています。
これら作品は、原作から映画化や続編アニメの制作の余地があり、引き続き業績への寄与が期待されます。
※ IGポート(3791)の日足
日足を確認すると、今週は25日移動平均付近で下値がサポートされており、同ライン付近では強く押し目買いが意識されている様子が見て取れます。
オシレーター系のテクニカル指標であるRSIは、8日終値時点で58.37ポイントと、買い継続を示唆。MACDはまだ下降トレンドにありますが、市場全体が急落相場からの落ち着きを取り戻すにつれて、買い安心感が高まると見ています。
重要なことは、記事冒頭でも述べた通り、市場の変動に左右されることなく、同社のファンダメンタルズをしっかりと見極めることが、今後の相場を見極める上で重要なポイントになると考えています。
ファンダメンタルズがしっかりしている企業は、市場の変動は避けられないものの、基本的な経済指標が堅実な企業は、そのような局面でも投資家の信頼を維持しやすいのです。この為、市場の変動に強く、不測の事態にも迅速に見直される傾向があります。
IGポートの場合、業績の好調さがその回復力の背景にあると考えられます。今期の業績予想が前期比で大幅な増益を見込んでいることから、市場は同社の将来性に注目しており、株価の早期回復はその期待感を反映していると言えます。また同時に、IGポートのような成長性の高い企業は、短期的な目線に加えて、長期的な視点での投資を検討することも重要です。
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