IGポート(3791)
2024年9月10日の終値は2142円(+160円)となっています
IGポートに関しては、今年6月中旬に弊社有料レポートにて、投機系ファンド絡みの案件として、1150円付近で配信した経緯があります。この規模の小型株になると、値動きはかなり軽いことが大きな特徴で、この傾向はこれまでの株価推移からも見て取れます。
8月8日の前回記事の掲載から、株価は約27%の上昇を記録していますが、この急激な上昇は特に直近二営業日の急騰が顕著です。この急騰の背景には、9月5日に発表された新作アニメ『真・侍伝 YAIBA』の制作決定が大きく影響しています。同社グループ会社のウィットスタジオが制作するこの作品は、青山剛昌原作の人気漫画『YAIBA』を基にしたアニメであり、累計発行部数1700万部を超える原作を持つ作品です。この発表により、今後の同社の版権事業の収益増加が期待され、投資家の間で注目が集まっています。
今週発表された材料のみならず、IGポートはアニメ作品「SPY×FAMILY」や「進撃の巨人」、そして「ハイキュー!!」の版権事業が業績を大きく押し上げており、これらの作品はさらなる続編や映画化の可能性があることから、今後の収益にも寄与する見込みです。同社のファンダメンタルズが良好であり、業績予想も大幅な増益を見込んでいるため、投資家の期待値が高い銘柄です。
~IGポート前回の記事~
暴落に負けないIGポート(3791)の底力!急落からの迅速な回復とそのワケとは?
株式市場は、米国のリセッション懸念が市場全体に影響を与えている中でも、IGポートのような成長性の高い企業は注目を集め続けています。特に、直近の株価急騰は、投資家が今後のさらなる成長を期待していることを示唆しています。今後の焦点は、更なる上値追いが可能かどうか、そして青天井相場に発展するかどうかという点でしょう。
※ IGポート(3791)の日足
IGポートの時価PERは36.7倍となっており、これは同社の成長性を考慮すると高くはあるものの、過去にはグロース性の高さが評価され、PER60倍付近まで買われたこともあります。この相場がさらに上値を追う強さを見せれば、現状が物色難となっている地合いを考慮すると、一気に短期資金の矛先となり得るでしょう。そうなれば、一気に値幅を伴う急騰の可能性も考えられ、引き続き注視すべき銘柄と言えます。
少なくとも、現状の上昇トレンドが維持されている限り、上値を模索する相場展開に便乗する方針が得策であると考えられます。この相場の強気な流れに乗ることで、さらなる上昇を期待できる場面も出てくると考えます。
総じて、IGポートのファンダメンタルズが強固であることから、レポートで配信してから85%を超す上昇率を記録していることは、その成長性が投資家に高く評価されている証拠です。また同時に、時価PERの水準から、この相場には依然ポテンシャルを秘めていると考えられます。短期的な動きに捉われることなく、長期的にも引き続き注目すべき銘柄として見逃せない存在です。
弊社の有料レポートでは、今後急速に値を吊り上げると想定される銘柄をいくつかマークしており、これまでとは異なる銘柄が火柱を上げる展開も十分に考えられます。こうした新手の短期的な値幅取りに適した銘柄を、今後も弊社の有料レポートで取り上げていく予定です。