メタプラネット(3350)、投機熱再燃!ビットコインと連動するハイボラティリティの世界

 

メタプラネット(3350)
2024年11月14日の終値は2098円(+400円)となっています

メタプラネット(3350)の株価は、10月以降に急上昇し、現在では当初の2倍にまで達しています。この驚異的な上昇の裏には、同社が進めるビットコインへの大胆な投資戦略が大きく関わっています。9月時点で約360BTCを保有していた同社は、10月にさらに積極的な追加購入を行い、10月28日時点での保有量はなんと1018.17BTCにまで増加。こうしたビットコインの保有拡大が、同社の資産価値を大きく押し上げ、株価をさらに上昇させるポテンシャルとなっています。このような急騰の背景や、今後の展開に投資家たちの注目が集まっています。

この銘柄に関しては、9月初旬に弊社有料ポートにて1000円付近で取り上げた銘柄でもあります。9月当時は不安定な地合いでしたが、物色難の地合いである一方で、投機性の高い資金を中心に値動きの軽い小型株をターゲットとした短期物色が活発化した時期でもあります。この相場に関しても、投機性の強い資金の関与も背景にあります。

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※ メタプラネット(3350)の日足

 

現在の上昇相場は2024年5月から7月にかけての急騰相場とも類似しています。第一の共通点として、ビットコイン投資への注力が挙げられます。当時と同様にビットコイン価格の上昇が株価に好影響を及ぼしており、これが株価を支える要因となっています。

メタプラネットは、ビットコイン価格の変動に依存する経営方針そのものが、上場企業として非常に特徴的です。このこと自体が、ボラティリティの拡大を好む投資家の格好のターゲットとなっています。

この為、同社の株価はビットコイン価格と連動性が高く、特にビットコイン価格の変動が同社の資産価値に直接影響するため、最近のビットコイン価格の急騰が、同社の株価に大きな影響を与えています。

 

第二の共通点としては、同社のビットコイン投資戦略や新株予約権の発行が投資家の期待感を刺激し、株価上昇を後押ししている点です。さらに、今回の上昇局面では投機性の高いヘッジファンドが関与しているという思惑もあり、この相場展開が投資家を魅了する要素の一つとなっています。

 

日足に目を向けると、現在の株価が7月の大相場崩壊後の8月27日の戻り高値を既に上抜けている点は、ポジティブな動きと言えます。8月27日の戻り高値である1888円前後の水準では、投資家心理的にも売り買いが交錯しやすく、ここ数日間もこの水準での乱高下が続いています。しかし今後、仮に11月7日の高値2545円を再び試す展開になれば、さらなる強気相場へと発展するポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

これらの背景から、過去に急騰と急落を繰り返してきたメタプラネットの株価は、投機筋や短期的な値幅取りを狙う投資家にとって投機色の強い相場として関心が高まっています。値動きの軽さと流動性の高さが相まって、ボラティリティが高いこと自体が、この銘柄の強い物色材料となっています。また、ビットコイン投資戦略や事業展開に対する市場の期待感が投資家心理を刺激しており、これらの要因が複雑に絡み合い、さらなる強気相場の可能性を考察することができます。

 

弊社では、次に注目すべき新たな値幅取り候補の動向を徹底分析し、その成長可能性を見極めています。そして、この新しい有望銘柄の詳細についても、今後当社の有料レポートで順次配信してまいります。

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