大盛工業(1844)、決算発表目前で高値圏攻防!トレンドは維持なるか、国策テーマの行方

 

大盛工業(1844)
2025年9月9日の終値は1315円(+103円)となっています

国土強靭化政策や老朽化したインフラ再整備需要といった国策テーマの再評価を背景に急騰している大盛工業(1844)ですが、この相場には投機性の強い投機筋の介入も大きく影響しています。

その結果、大盛工業(1844)の株価は2025年5月時点で200円台から、9月4日には一時1,450円まで急騰しました。下水道や地中工事に強みを持つ同社は再開発需要の恩恵を受けやすい有力銘柄として注目され、関連銘柄の物色も強まっています。ただ、現状は高値警戒感が強まる中、これまで大きな調整もなく、今後の動向を見極めるのが難しい局面に差し掛かっているのも事実です。

 

大盛工業(1844)は、東京都向け上・下水道工事を主力とする建設会社です。下水道や地中工事に強みを持ち、開削工事や路面覆工などにも対応。上・下水道設備の更新工事や豪雨対策工事を手掛けるほか、近年は民間建築分野の強化にも注力しています。売上高の約5割を東京都向け案件が占めており、都関連工事への依存度が高いことが特徴です。

また、この銘柄に関しては、7月初旬に株価見直し期待の銘柄として、有料レポートにて400円付近で配信した経緯があります。当時は低位株で、時価総額もおよそ75億円規模の小型株でした。過去の相場でも値動きの軽さから投機筋の標的になることが多く、短期で大きな値幅を狙える銘柄として注目してきました。

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今回の相場では、需給要因も無視できません。大盛工業は時価総額が中小型株に位置し、流通株(浮動株)の割合も高いことから、需給が逼迫しやすいというよりは、少人数の投資家による集中した買いが相場を動かしやすい構造であると見るのが妥当です。

特に、7月以降の急騰局面では水面下での資金流入が相場を強力に押し上げており、投機筋の存在感が際立っていました。この資金フローが株価急伸の一因であり、決算発表を控えた現在も短期資金の動向が重要な焦点となっています。

 

※ 大盛工業(1844)の日足

 

足元では高値警戒感が強まる中、乱高下を繰り返す展開となっていますが、日足では依然として上昇トレンドを維持しています。現在の株価1,315円は25日移動平均線(885円)から大きく乖離しており、今回の相場の強さを示しています。

現状は、ボリンジャーバンドの上限を一時的に突破した後、上ヒゲを伴いながら乱高下している局面に近い状況です。この局面では、ボリンジャーバンドの+1σである1,119円をサポートラインとして意識しつつ、この水準を終値で維持できるかどうかがトレンドを保つための分岐点となります。

特に、1,119円を終値で割り込んだ場合は調整入りのサインとなりやすく、短期資金が一旦抜ける可能性があるため注意が必要です。一方で、心理的節目である1,500円を明確に上抜ければ、トレンド継続を後押しする強気シナリオを意識した対応が望ましい局面です。

 

ただし、現状のPERは47.5倍と依然として高水準で、相場はすでに将来期待を相当程度織り込んでいます。とはいえ、国策テーマとしての位置付けが強い銘柄であるため、長期的に見れば大きく値を崩す局面があれば買いの好機と捉える見方も有効です。この手の国策テーマは、今後何度も蒸し返し物色される可能性が高いことを忘れてはいけません。さらに、9月12日に予定されている決算発表では、需給やテーマ性の再評価が一段と強まる可能性があります。

過熱感が高まる局面では、需給悪化や思惑剥落による急速な調整リスクも意識されます。短期目線では、トレンドが崩れた際には速やかなポジション調整が賢明です。一方で、大きな調整局面では中長期目線で買いの好機となる可能性もあります。テーマ性と需給の両面を見極めつつ、長期的な成長を見据えた柔軟な対応が求められる局面です。

 

 

弊社では、個別材料株を取り巻く多様な市場環境を踏まえ、今後の相場展開において有望な短期投資チャンスを的確に捉えることを目指しています。収益機会を最大限に活かすべく、すでに今後急騰が見込まれる銘柄を複数選定し、継続的に動向を注視しています。

また、これまで物色の中心となっていた銘柄とは異なる、新たなテーマや資金の流れに沿った銘柄群が台頭してくる展開も十分に想定されます。こうした短期物色に適した注目銘柄については、今後も弊社の有料レポートにて、詳細な分析とともに取り上げてまいります。

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