M&A総研(9552)
10月18日 13:17現在の株価は5580円(+150円)となっております
グロース市場全体のトレンドは6月に底打後、グロース株見直しの流れに乗り8月の戻り高値を付ける展開となったが、M&A総研(9552)に関しては8月高値を上回る値動きを見せています。
同社は今年6月に新規上場(IPO)した銘柄ですが、AI(人工知能)技術を活用したM&A(合併・買収)仲介事業を手掛ける。特徴として、事業譲渡・承継希望企業と、買い手候補機企業を独自のアルゴリズムでマッチングするビジネスを展開し、急成長を遂げています。
M&A総研(9552)に関しては、7月中旬に弊社有料ポートで取り上げた銘柄でもあります。7月当時は不安定な地合いでしたが、一方で投機性の高い資金を中心に、グロース株見直しの動きが活発化。某投機筋が関与している案件として取り上げた経緯があります。その後、この手の軽量級銘柄が、夏場の短期値幅取りの主戦場となったのは記憶に新しいところです。
しかし、今の相場は投資家が現時点で想定でき得る将来性を、ある程度株価が織り込んでしまっている可能性があります。今後更なる上昇を期待するに、は新たな手掛かり(決算やその他IR)が必要でしょう。
※ M&A総研(9552)の日足
現在の日足はRSIが50以上で推移しており、これが買い継続を示唆しているものの、MACDは売り転換しています。チャートはやや弱気の形状であることを示しています。
また、7月から一本調子で上昇してきた経緯から、一旦は調整入りしたほうが良いチャートでもあります。ただ、目先は今月末に予定されている22年9月期決算発表を控えているタイミングであり、投資家の期待度の高さから下げ難い動きが続く可能性があります。
今月末に控える決算発表に関しては、投資家がかなり良い数字を織り込んでしまっている関係上、想定以上にポジティブな決算及び今期(23年9月期)の見通しを出さないと、材料出尽くしで売られる可能性に注意。この為、発表前後までの値動きは緊張感が高まりそうです。
今月末の決算はリスクイベントとして、長い目で見た成長性への期待感から全て売る必要はないものの、ある程度ポジションを落とすなどの対応が必要であると考えています。
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