タカトリ(6338) 高値圏で日柄調整がつづく。今後の立ち回りとポイント

 

タカトリ(6338)
1月16日の終値は7930円(-270円)となっています

前回この銘柄を記事にしてからは、横ばい相場がつづいています。現状は7000~9000円を範囲としたレンジ相場ですが、昨年の10月末以降、3000円台から9000円台まで急騰した割には底堅い値動きと言えます。

背景には、やはり成長性に対する期待値の高さがあります。「押し目買い意欲が高さ」=「投資家の期待値が高さ」を裏付けています。

 

時期的には来月の決算発表(2月13日)を控え、同社の成長性と業績が意識され易い局面です。成長に対する期待値の高い企業だけに、次回の決算に向けて強含むかに注目したい銘柄もあります。

 

~前回の記事~
タカトリ(6338) 目先は調整が本格化!? 今後の見通し

 

タカトリ(6338)はディスプレイ製造機器、半導体製造装置、新素材加工器などを製造・販売が売上高の9を占める企業。特にパワー半導体向けSiC材料切断加工装置の旺盛な需要が、業績に大きなインパクトを与えています。

物色のテーマとしてはパワー半導体関連銘柄に該当。

また、この銘柄は弊社有料ポートにて、投機性の高いファンド資金介入案件として、9月後半に3000円付近から注目している銘柄でもあります。

 

※ タカトリ(6338)の日足チャート

 

日足のテクニカルを確認すると、昨年12月以降にMACDが陰転してから調整がつづいていることを示唆。これは現時点でも好転していない為、いまも日柄調整がつづいている様子が見て取れます。

一方、昨年10月末からの急騰相場、そしてこれにつづく12月以降の底堅い日柄調整の過程では、出来高の推移から短期需給は投資家の入れ替わりがある程度進んでいる可能性が高い。この為、時価水準において大きな含み損を抱えている投資家は少ない可能性に注目。

 

また、ボリンジャーバンドは収束し続けており、チャートが煮詰まりつつ(値動きが小さくなり、移動平均やバンドが収束する動き)ある様子が確認できるので、タイミング的には、目先は上下どちらかに方向性が出てくる可能性があります。

 

日本株は、欧米から大きく遅れて「利上げ」に舵を切りつつある日銀の動向を踏まえ、非常に不安定な地合いがつづいています。

この不安定な地合いを踏まえ、タカトリ(6338)の見通しについても、上下どちらに振れても良いシナリオを想定しておくべきです。

 

この為、来月の決算発表を控えている現状は、投資家の成長に対する期待感が高まり易い局面にあることを考慮すると、仮に株価が上へ振れるようなら、MACDが好転する流れになる為、これが成るようなら買い場と判断。

逆に、下値抵抗となっている7000円を割り込むようなら、含み損を抱える投資家の割合が一気に増えることが想定されます。7000円を割り込むようなら、短期需給は売りが優勢となり易く、売り圧力が強まる恐れを考慮しておくべきでしょう。

 

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