GCジョイコ(6249) 急騰も依然PERは12倍台。この銘柄の注目ポイント

 

GCジョイコ(6249)
2月15日の終値は3085円(-105円)となっております

2月9日発表の2023年3月期第3四半期の決算発表において、通期見通しを上方修正。これを受けて足元の株価が急騰中。9日の上方修正に基づいた今期末予想PERは依然12倍台。株価は上場来高値を大きく更新しているものの、過度に割高とは言い難い水準です。

同時に、この銘柄に関しては昨年から個別材料株を中心に介入している某投機系ファンドの動きにも注目しておきたい。

 

この相場に関与する投機系ファンドはGCジョイコ(6249)に対し、昨年来1000円台前半から介入を進めてきた経緯がある。すでに時価は3000円台と大きく値を吊り上がっています。

また、同社はパチンコ用プリペイドカードシステム関連事業を展開。昨年末からの物色トレンドであるスマートパチンコ(パチスロ)を手掛かりとした物色が、昨年来の同社株急騰の背景にあります。また、この銘柄に関しては、投機筋絡みの案件として昨年11月に弊社有料レポートで取り上げた経緯があります。

 

※ GCジョイコ(6249)の日足チャート

 

一方、パチンコ・パチスロ関連銘柄の業績急回復を受けて市場の関心が高まっているとは言え、GCジョイコ(6249)個別には、この相場が投機筋介入案件であることや、株価はすでに上場来高値水準を塗り替えていることなどから、先行きは非常に見通し難い局面にある点に注意が必要。

他のパチンコ・パチスロ関連銘柄の動向を確認すると、株価純資産倍率(PBR)が1倍を回復した銘柄は、割安感の後退により買いの手が緩んでいる様子が見られます。

GCジョイコ(6249)においても、これまでの株価上昇により、以前ほどの魅力は減少しているのも事実。足元の上昇基調は勢いに乗っていますが、短期需給面では戻り売り消化の調整が必要な局面に差し掛かっている点は留意すべきでしょう。

 

他方、注目すべき点として、GCジョイコ(6249)へ資金介入しいる某投機系ファンドが、2月以降は複数の新たな銘柄への乗り換えを活発化していること。いまの地合いは1月の楽観相場の反動で戻り売りが出易い場面。投機筋の動きも、目先は乗り換えの動きが活発化し易い局面と見ています。

別の見方では、特に新しい相場、新しい資金の動きができ易いタイミングでもあります。この為、今までとは若干視点を変えて物色動向を見ていく必要があるでしょう。

 

相場の初動段階からの仕込みをお勧めしている弊社の方針としては、今後急騰する可能性の高い「新たな相場」をレポートでも取り上げていきます。

最近のターゲットは投機系資金の介入銘柄を重点的に注目。関連銘柄にはまだまだ「出遅れ」や「穴株」的な存在の銘柄が手付かずの状態でいくつも散見され、今後短期資金のターゲットになってくるのも、時間の問題かと思われます。

こういった投機筋絡みの急騰候補をスポットで、今後のレポートで取り上げていく予定です。

弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。

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