スターティアHD(3393)は昨年11月戻り高値に接近。今後の見通し

 

スターティアホールディングス(3393)
3月1日の終値は1340円(-16円)となっています

先週から相場が一変しており、見直しの動きが加速しています。配当性向引き上げの発表を受け、ここ数日は強い動き。株価は11月の戻り高値水準に迫っており、目先はこれを突破できるか注目されます。

スターティアHD(3393)は中小企業向けのITインフラ関連事業を軸に、デジタルマーケティングに関する様々なツールの提供、マーケティング支援などを手掛けます。特に、クラウドサービス等のデジタルマーケティング関連事業の伸びが大きく成長を牽引。

 

この銘柄に関しては、弊社有料レポートで投機系資金絡みの案件として900円台から注目。昨年末から年始頃までは軟調に推移していたが、昨年11月11日発表の第二四半期決算内容・見通し時点では高い成長性を示唆。

900円に迫る場面は値頃感から買い目線を指摘。ちなみに、現時点では目標株価には依然達していない状況。また、2月10日発表の第三四半期決算発表時点においても、増収増益基調は維持しています。

 

※ スターティアホールディングス(3393)の日足チャート

 

 

日足を見ると時価1300円付近は、昨年11月の戻り高値の水準。当然ですが、戻り売りが強く意識され易い場面でもあります。目先の押し目に対し、戻り売りを消化できるだけの新規買いが入るか注目されます。

昨年10月以降の価格帯別出来高を見ても、この先1200円台を維持できるなら需給的には上値を追い易いと見ます。

 

かつてはグロース株としてPERが300倍を超えていた時期(2021年)もありましたが、2021年後半以降は大きく修正されています。昨年以降はPER10倍台での推移となっており、高い時期でも期末予想PERは20倍付近で株価がピークを付ける傾向があります。

 

この銘柄は最近人気のバリュー株ではありませんが時価は予想PER12倍ですので、今後の成長期待に対して依然織り込み余地があると見ています。

短期目線では、戻り売りが意識され易い場面ですので、上値が重くなる可能性がありますが、足元の見直し機運の高まりを受け今後の動向に注目したい銘柄です。

 

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