個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。


きょうの日経平均は、中東不安の再燃、原油高、米金利上昇が重なり、上値の重い展開となりました。夕方以降はドル円が大きく動き、為替介入への思惑も強まったことで、あすの東京市場にも影響を残しやすい状況です。指数は過熱後の調整色が強く、ここからは一段高を追うより、外部要因を見極める局面だと見ています。
グロース市場は、前立会日の反発を引き継げず反落しました。28日は日銀会合通過後の買い戻しや、大型株からの資金シフトが支えとなりましたが、30日は中東不安と金利上昇が重しとなり、短期資金の動きも鈍りました。ただ、全面的な投げ売りというよりも、害日環境の悪化を警戒する動きと見ています。
東証全体では、相場の基調が大きく崩れたというより、外部材料の悪化を受けて、いったんリスクを落とす動きが強まったと考えられます。今後はドル円、原油、米国株、日経先物の夜間推移が焦点です。輸出株は円高への揺り戻しで重くなりやすい一方、内需株や好決算銘柄には資金が残る可能性があります。当面は指数全体を強気で追うより、材料と需給のある個別株を選別する局面だと見ています。
