ひとこと・・・ 主力株一服でも個別材料株は堅調、東京市場に広がる循環物色

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。

 

 

 

今日(5/11)の株式市場は、朝方は米ハイテク株高を受け、日経平均は一時6万3300円台まで上昇しましたが、買い一巡後は戻り売りに押されました。前週までの急騰で過熱感が強く、原油高や中東情勢への警戒も重しとなり、AI・半導体関連など値がさ株を中心に利益確定売りが出た格好です。日経平均主導で買われた大型株に、いったん調整が入った一日と見ています。

一方、東証グロース市場は堅調でした。東証グロース市場250指数は4営業日続伸し、主力株が重いなかでも個別材料株への物色は続いています。日経平均が高値圏で伸び悩む局面では、個人投資家や短期筋は、値動きの軽いグロース株へ向かいやすくなります。この日のグロース市場は、そうした資金循環が表れた動きだったと感じます。

東証全体で見れば、弱い相場というより、物色対象が変わった印象です。市場内では高い物色意欲が残っており、大型ハイテク一辺倒から、内需、テーマ株、グロース株への循環物色の兆しが強まっています。今後は、日経平均が高値圏で利益確定をこなしつつ、米国株、原油、中東情勢、為替をにらむ展開になりそうです。