個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。


きょう(6/26)の東京株式市場は、AI関連株への利益確定売りが広がり、日経平均は大幅に反落しました。下げ幅は歴代3位で、7万円の大台を割り込んでいます。ここ数日は米マイクロン決算を好感してAI・半導体株が買い戻される場面もありましたが、その流れは続きませんでした。
きょうはメモリー価格の高騰を背景にAI投資の減速懸念が広がり、ソフトバンクG、アドバンテスト、キオクシアなど指数寄与度の大きい銘柄が売られています。特にソフトバンクGは、出資先の米オープンAIのIPO延期検討が伝わり一時14%超下落。原油高による業績下振れ懸念も重荷で、投資家の関心はAI・半導体需要の持続性に集中している印象です。
一方、グロース市場も上値の重い展開です。個人投資家の資金は大型半導体株や直近IPO、材料株に向かう一方、市場全体を買い直す動きには至っていません。短期筋は値幅の出やすい銘柄の物色に偏っており、選別色の強い地合いと言えます。
今後の焦点は、主力株では米AI・半導体株の反発力、グロース市場では売買代金の回復と物色範囲の広がりです。現時点では全体を強気で追うより、反発の持続性を見極める局面だと考えます。
