個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。
きょうの日経平均株価は3営業日ぶりに続落。今週初めに回復した39,000円台を、再び割り込んで取引を終えています。市場の注目は、今夜予定されている米FOMC(米国連邦公開市場委員会)の決定に集中しており、多くの投資家がこのイベントを経て市場の方向性を探ると見ています。
今夜FOMC結果公表後の、パウエルFRB議長会見(日本時間13日未明)が注目されますが、これに先んじて発表された米5月CPI(消費者物価)は市場予想を下回り、インフレ率の鈍化が続いていることが示されました。
この結果は、9月FOMCでの利下げの可能性を投資家に意識させており、株式市場はこのニュースに肯定的に反応しています。CPI発表後の米国株は大きく上昇しています。
この5月CPI(消費者物価)の内容を踏まえ、パウエルFRB議長の今夜の発言で、今後の利下げの可能性を示唆するか注目されます。