ひとこと・・・ 日経平均一時2800円安、全面安の裏にある原油高と米国株安

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。

 

 

 

きょう(3/30)の株式市場は、日経平均が一時2800円安の衝撃的な急落。全面安となりました。背景にあるのは、中東情勢の長期化懸念を受けた原油高と、それに伴うインフレ再燃への警戒です。原油高は企業収益や個人消費の重荷となりやすく、米欧の金融政策が再び引き締め方向へ傾くのではないかとの不安も強まりました。

加えて、米国株では主力株やハイテク株の下げが続き、相場全体が一段深い調整を織り込み始めた印象です。その重さが週明けの東京市場にも波及し、先物主導で売りが膨らみました。とくに日経平均への寄与度が大きい半導体関連や値がさ株に売りが集まり、指数の下げ幅を押し広げました。日本市場は円安メリットよりも、原油高や輸入コスト増への警戒が優勢な局面に入っています。

今後の方向性としては、中東情勢や原油価格の落ち着きが見えるまでは戻りも限られやすく、短期の自律反発を交えながらも、当面は乱高下しながら下値を探る地合いが続きそうです。