9月相場入り。上値が重かった日経平均ですが、この二営業日で2.38%の上昇と快進撃。
夏枯れ期間中に下値を模索したアジア株が総じて堅調な様子から、8月後半が買い場となった様子が窺えます。
大型株が動き出したことから、先行して上昇していたマザーズやJASDAQなどの中小型株は、今日は一服感が出てきた印象がありますが、この先も交互に循環物色を期待したいところです。
※マザーズ指数の日足チャート
マザーズは直近安値から14%上昇と動きが良好です。日足はボリンジャーバンド(25日)の+2σに達しており、やや過熱感はあるものの、出来高が増加傾向に有りテクニカル面からも強いトレンドが発生しております。
指数の動きは大きく戻しているように見えますが、中身を見るとまだまだ出遅れ銘柄も多い状況です。8月は下げが厳しかった中小型株の中でも、この先は循環物色に発展するかが注目されます。
現在のマザーズ指数は75日移動平均の攻防となっておりますが、今後注目すべきは5月~6月のリバウンド局面ではね返された200日移動平均です。目先的にはこの水準まで戻す可能性は高いと見ておりますが、これを突破する「強さ」を見られるか、今後の重要なポイントになってきます。