週明け29日の米国市場の反応を見て、「オミクロン株は先週末に恐怖した程、経済への影響は大きくないのでは」との見方から、落ち着きを取りも戻す展開へ。ITテック比率の高いNASDAQ指数は下げ幅をほぼ取り戻したが、変異株に対して、まだ理解できていない点も多いことから、S&P500やNYダウは先週末の下げを取り戻す動きには至らず。
これを受けて、今日の日経平均株価は前場10:50現在で362円高+1.27%と反発。二部指数、JASDAQも1%程度上がっているが、マザーズの戻りが鈍いことが気掛かりだ。オミクロン株に関心が向きがちだが、中小型株が冴えない背景として、衆院選から一か月が経過する岸田政権の「新しい資本主義」の中身がよく見えず、掴みどころが無いことも物色難の要因と見ている。