連休中の日経225先物は一時67,000円台へ、5連休明けに注目したい資金の流れ

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きょう(9/23 17:00現在)は、中央銀行イベント通過後に始まった5連休の最終日です。連休中の海外市場ではAI・半導体株が相場の主役に返り咲き、原油価格や米長期金利にも変化が見られました。連休前の東京では、AI・半導体株への買いが戻る一方、東証グロース市場や中小型株にも短期資金が向かい始めていました。中央銀行イベント通過後に始まった「AI・半導体への回帰と個別株物色の併存」は、連休中の海外市場を見る限り崩れる兆しはなく、むしろ地合いの面で下支えされています。連休明けはこの複線的な資金の流れが続くかを見極める局面となります。

 

連休中に最も目立ったのは、米国でAI・半導体株が再び相場の中心に立ったことです。NASDAQ総合指数は最高値を更新し、SOX指数も4%を超える上昇となりました。Metaの新たなAIサービスへの期待をきっかけにAMDやIntel、Armなど主要銘柄がそろって上昇し、AI投資や半導体需要拡大への期待が改めて強まっています。

この上昇を支えたのが、原油価格と米長期金利の低下です。これまでは原油高によるインフレ懸念と金利の高止まりがハイテク株全般の重しとなっていましたが、連休中は供給改善期待などを背景に原油が下落し、米10年債利回りも一時5%を割り込みました。金利への警戒がやや後退したところにAI関連の好材料が重なり、半導体株を中心に買いやすい環境に変わっています。

 

こうした動きは米国にとどまらず、韓国や台湾でも半導体株が買われるなど、資金の広がりはアジア全体に及んでいる点も見逃せません。東京の現物市場は休場でしたが、その動きはすでに先物市場に表れており、日経225先物は23日に一時67,000円台まで上昇し、18日の清算値65,100円から水準を大きく切り上げています。連休明けはまず、東京エレクトロンやアドバンテストなど指数寄与度の高い半導体株が海外の上昇を引き継ぐかが注目されます。

ただ、個別株を物色する投資家にとってより重要なのはその先です。AI・半導体株へ資金が集中し、連休前に見られたグロース市場・中小型株への物色が細るのか、それとも両者が併存するのか。休場前は主力のAI・半導体株が買われながら、グロース市場に加えプライム・スタンダードの中小型株や材料株にも短期資金が向かっており、海外市場の地合い改善を踏まえると、現時点でこの流れを大きく崩す材料は見当たりません。

 

東証全体では、まずAI・半導体株が指数を支え、その勢いが好業績株や材料株に広がるかが焦点です。グロース市場・中小型株についても、米金利への警戒が再燃しなければ、短期資金が入りやすい環境は続きそうです。ただし原油価格や米長期金利は依然高水準にあり、警戒が完全に解けたわけではありません。

連休明けに見極めたいのは、AI・半導体株が物色の中心となるのか、それを軸にグロース市場・中小型株への物色も続くのかです。後者であれば、指数の上昇だけでは見えない個別株の値幅が生まれやすく、銘柄を選別する投資家にとっても動きやすい地合いが続くとみています。いずれにせよ、連休明け最初の値動きは、資金の流れの方向性を占ううえで見逃せない材料となりそうです。